全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年1月13日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・グリーンランドのリッジ:暖気北上
・北欧S部の寒冷渦:寒気南下
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・太平洋160Wの寒冷渦:寒気南下
・アルゼンチンのリッジ:昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特にイギリス~グリーンランドのリッジで蛇行大。
・イギリス~グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が75Nまで
・北欧S部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が55N近くまで
・トルコ~エジプトの寒気トラフ:寒気東進、リビアでは寒気南下
・カスピ海~ロシア40Eのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が50Nまで
・シベリア100Eの寒冷渦:寒気拡大、850hPa・-28℃以下の領域が拡大
・カザフスタンE端(85E)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45Nまで
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が45Nまで、日本付近は昇温
・北極海170Wの高気圧:東シベリア海で昇温
・太平洋160Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が30Nまで
・カナダ100Wのリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は60N
・アメリカ90W~メキシコN部の寒気トラフ:昇温
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大。
・南極大陸00Wの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-20℃以下の領域が拡大
・オーストラリアのSの145Eの寒気トラフ:寒気東進、オーストラリア中部~E部では昇温
・アルゼンチンのリッジ:アルゼンチンで昇温
・パラグアイとその周辺で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア125E60N、同130E67N付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸00W85S付近の広範囲
・高極(13日00UTC) 28℃:オーストラリアW部
・高極(13日12UTC) 28℃:オーストラリアW部~中部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です