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全球大気の流れ、寒気・暖気の特徴:2018年4月21日12UTC

中東~バイカル湖付近は広大な暖気移流場

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
ヨーロッパとシベリア東端の高気圧、シベリア~トルコの大規模な谷、北米大陸付近の偏西風の蛇行が目立つ。
高緯度(60N以北):シベリア80Eに寒冷渦、30~90Eに寒気。シベリア東端180Eに高気圧。カナダ100Wに寒冷渦、カナダN部~アラスカN部に寒気。
中緯度(30~60N):モロッコのNWの低気圧は暖化。ヨーロッパに高気圧、東欧~ウクライナに暖気。カザフスタン~トルコに寒気トラフ、シベリア80Eの寒冷渦に連なる大規模な谷を形成、前面のイラク~バイカル湖は広大な暖気移流場。日本にリッジ、暖気。アメリカ合衆国中部に寒冷渦。ラブラドル海に寒冷渦、カナダE、アメリカ合衆国NE部に寒気。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
南極大陸:20E、160Eに寒冷渦、周辺で寒気強化。10W、100W付近のリッジで昇温。
中緯度(30~70S):偏西風帯は4波形。谷は10~20W、110~100E、180E、90~100Wにあり、これとは別に75Eに強い低気圧の渦あり。南アフリカにリッジに伴う暖気、オーストラリアSW部にトラフ前面の暖気、ニュージーランドにトラフ対応の寒気北上、南米南部(40S以南)にトラフ対応の寒気流入。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
アフリカNW部に寒冷渦に伴う寒気。アフリカ中央部(スーダン付近)~アラビア半島で昇温(トラフの南側)。アフリカS部、オーストラリアW部で高気圧強化、昇温。