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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年7月26日12UTC

全球500高度850気温

東欧~ウクライナに大規模な寒冷渦

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行はやや大~大。
大西洋25Wに寒冷渦、前面のヨーロッパW部、北欧南部に暖気。東欧~ウクライナに大規模な寒冷渦。イランに高気圧、ロシアE部にかけてリッジ。シベリア100E~カザフスタンE部に寒気トラフ、前面のモンゴル~シベリア120Eに暖気。太平洋170Eに高気圧、ベーリング海180Wにリッジ。太平洋160Wに寒冷渦。カナダW部にリッジ。ボーフォート海に寒冷渦。アメリカSW部に高気圧、衰弱傾向。五大湖のNに寒冷渦。バッフィン湾に寒冷渦。大西洋50Wに高気圧。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
南極大陸:110Eに高気圧、20~120Eに暖気。150E70S付近で谷が深まり、70S帯(70~80S)120~160Eで寒気強化。
中緯度(30~70S):75Eの寒冷渦、05Eのトラフ、85Wの低気圧が目立つ。南アフリカはトラフ前面で暖気流入。オーストラリアSW部にリッジ。同SE部の寒気抜ける。ニュージーランドは寒気残る。南米大陸30S以南はトラフ前面で暖気流入。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠の暖気は持続、マリ付近は降温。アフリカS部で昇温。アラビア半島で昇温。オーストラリア中部にトラフ前面の暖気。フィジー、トンガの寒気持続。南米大陸20S帯(20~30S)の寒気持続。

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温