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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年12月11日12UTC

全球500高度850気温

オーストラリアNW部で高気圧強化、昇温

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~大。特にヨーロッパ~ロシアで蛇行大。
アイスランドのWに低気圧。フランス~ノルウェーのWに大規模なリッジ。ポーランドに寒冷渦。シベリア90~80Eにリッジ。北極海85Eに寒冷渦。中国NE部~黄海に寒気トラフ。ベーリング海175Wに寒冷渦。エルズミーア島のWに寒冷渦。アメリカSW部に低気圧。カナダ中部90Wにリッジ。五大湖付近に寒気トラフ。アメリカE岸に寒気トラフ。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
南極大陸:15Eに大規模な高気圧、勢力強化、850hPa・-4℃以上の暖気。この高気圧周辺を除いて500hPaの流れは弱い。
中緯度(30~70S):大西洋05Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40S近くまで北上、南アフリカはトラフ前面で昇温。インド洋60Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40S以北まで。オーストラリアのSの120Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40S以北まで。南米大陸S部の70Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が40S以北まで。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠:W部(モーリタニア、マリ)で寒気南下。アフリカSE部に寒気トラフ。パキスタンに寒気トラフ。オーストラリアNW部で高気圧強化、昇温。南米大陸20S帯(20~30S)で
昇温。

【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -28℃:エルズミーア島のW、グリーンランドのNE
・南半球低極 -16℃:南極大陸の90~150E・70S帯(70~80S)
・高極 28℃:アンゴラ、ナミビア、オーストラリア中央部~NW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温