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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年1月3日12UTC

全球500高度850気温

ヨーロッパのWの大規模なリッジ持続

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。特にヨーロッパのWのリッジで蛇行大。
大西洋15W~イギリスに大規模なリッジ。ベラルーシ~ウクライナに寒冷渦、バルカン半島に寒気南下(850hPa・-8℃以下)。イランW部に寒気トラフ。北極海120Wに寒冷渦。中国90Eに寒気トラフ。モンゴルE部に寒冷渦。シベリア165Eに寒冷渦、太平洋145Eにかけて寒気トラフ。アメリカ中部100Wに寒冷渦。エルズミーア島のNWに寒冷渦。バッフィン島S部に寒冷渦。大西洋45Wに寒冷渦。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
南極大陸:南極点近くに寒冷渦。40Eに高気圧。160W(ロス海)に寒冷渦。80~120Wにリッジ。
中緯度(30~70S):インド洋50Eに寒気トラフ、850hPa・4℃が35Sまで北上。インド洋110Eに寒気トラフ、850hPa・4℃が30S以北まで、オーストラリアSW部に寒気、同SE部に暖気南下。ニュージーランドに寒気トラフ。太平洋160Wに低気圧。大西洋50Wに寒気トラフ、南米大陸30S帯(30~40S)で寒気北上。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
アルジェリアに寒気トラフ。バングラデシュに寒気トラフ。フィリピンのEで高気圧強化。北太平洋140Wに低気圧。メキシコN部に寒気トラフ。南米大陸20S帯(20~30S)で降温。

【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -32℃:シベリア140E62N付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極 32℃:ナミビア、オーストラリア中部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温