気温のページ | 気温データから地球大気を見る

全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年1月10日12UTC

全球500高度850気温

北太平洋175Eで地上低気圧が940hPaに発達

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。
イギリスのWに大規模な高気圧。スヴァールバル諸島のSに寒冷渦。アドリア海に寒冷渦。シベリア85Eに寒冷渦、寒気強化。ウズベキスタンW部~イランNE部に寒気トラフ。中国100Eに寒気トラフ。オホーツク海に寒冷渦。太平洋175Eに寒冷渦、地上低気圧が940hPaに発達。北極海170Eに高気圧。アラスカに寒冷渦。太平洋145Wに寒冷渦。アメリカ中部~カナダW部にリッジ。エルズミーア島に寒冷渦。セントローレンス湾のWに寒冷渦、大西洋70Wに寒気トラフ。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
南極大陸:70Eに高気圧、暖気。120E(沿岸)に寒冷渦。120Wにリッジ。50W(ウェッデル海)に寒冷渦。
中緯度(30~70S):アフリカのSの20Eに寒気トラフ、850hPa・4℃が40Sまで北上。インド洋70Eに寒気トラフ。オーストラリアのSの120Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40Sまで。ニュージーランドのSの165Eに寒気トラフ。太平洋145Wに寒気トラフ、850hPa・4℃が35S近くまで。南米大陸S部の65Wに寒気トラフ、南米大陸30S帯(30~40S)では寒気北上、同40S以南では寒気抜けて昇温。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠W部(アルジェリアW部、モーリタニアN部)に寒気トラフ、同E部(スーダン、チャド)で昇温。北太平洋125Wに寒気トラフ。南太平洋110Wに低気圧。

【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -32℃:グリーンランド中央部、N部、アラスカN部
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極 28℃:ナミビア、ボツワナ、南アフリカ、オーストラリアW部、中部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温