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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年7月31日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・グリーンランドE岸の高気圧:暖気
・日本の高気圧:昇温
・ロシア45Eの寒冷渦:寒気南下
・ニュージーランドのEの寒冷渦:850hPa・0℃以下の寒気

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
大西洋40W、同20W、イギリスに寒冷渦。グリーンランドE岸に高気圧、暖気。ロシア45Eに寒冷渦。ラプテフ海に高気圧。中国NE部に寒気トラフ。シベリア140E、チュコート海に寒冷渦。太平洋165Eに寒気トラフ。カナダのW、カナダNW部、カナダ80Wに寒冷渦。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~大。特にニュージーランドのEの寒冷渦を周る流れで蛇行大。
南極大陸:南極点付近、15E、70Eに寒冷渦。160~80Eにリッジ。70Wにリッジ、昇温。
中緯度偏西風帯以南~70S:大西洋10Wに寒気トラフ。アフリカのSの30Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が35S以北まで北上。インド洋80Eに寒気トラフ、850hPa・0℃
が30S近くまで。オーストラリアSE部に寒気トラフ。ニュージーランドのEに寒冷渦、850hPa・0℃が40S以北まで。太平洋130Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が35Sまで。
南米大陸S部に寒冷渦。大西洋40Wに寒気トラフ。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
日本に高気圧、昇温。アメリカ105Wに高気圧、暖気拡大。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:北極海160E86N、カナダNW部120W76N付近
・南半球低極 -48℃:南極大陸125E83S付近
・高極 36℃:イラン、アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温