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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年8月4日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・日本の高気圧:高温持続
・アメリカ110Wの高気圧:高温持続
・ロシアN部の寒冷渦:850hPa・0℃以下の寒気
・ニュージーランドの寒気トラフ:850hPa・-4℃以下の寒気が40S近くまで北上

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
イギリスのW、スヴァールバル諸島のW、ロシアN部に寒冷渦。フランス~ノルウェーS部にリッジ。シベリア100Eにリッジ、暖気。シベリア140E、北極点近く、ボーフォート海に寒冷渦。太平洋170Eに寒気トラフ。同155Wに寒冷渦。アラスカのSに高気圧。カナダ110W、65Wに寒冷渦。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~大。特にオーストラリアのS~南太平洋100Wで蛇行大。
南極大陸:30E(沿岸)、135E、90Wに寒冷渦。20W~20Eにリッジ。130~60Eにリッジ、昇温。
中緯度偏西風帯以南~70S:ナミビア、南アフリカのWに寒気トラフ。インド洋100Eに寒気トラフ、850hPa・-4℃が35S近くまで北上。ニュージーランドに寒気トラフ、850hPa・-4℃が40S近くまで。太平洋120~160Wにリッジ。同100Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が30S近くまで。ブラジルS部に寒気トラフ。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
日本に高気圧、高温持続。アメリカ110Wに高気圧、高温持続。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:北極海、ボーフォート海の広範囲
・南半球低極 -52℃:南極大陸110E86S~145E81S付近
・高極 36℃:イラン、アフガニスタン、パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温