気温のページ | 気温データから地球大気を見る

全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年8月21日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア150Eの高気圧:暖気
・アメリカ110W~カナダ70Wのリッジ:昇温
・北極海100Wの寒冷渦:寒気強化
・南インド洋95Eの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
アイスランドのSに寒冷渦。イベリア半島にトラフ。トルコに低気圧。ロシア45E~シベリア90Eにリッジ、暖気。シベリア85E、中国NE部に寒冷渦。シベリア150Eに高気圧、暖気。太平洋180Eに寒冷渦。アラスカNE部、北極海100Wに寒冷渦。太平洋130Wに寒気トラフ。アメリカ110W~カナダ70Wにリッジ、昇温。カナダ90W、ラブラドル海に寒冷渦。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。特に南米大陸のSのリッジを周る流れで蛇行大。
南極大陸:20Eに寒冷渦。105Eに高気圧。140W(沿岸)に寒冷渦。70W~40Eにリッジ、昇温。
中緯度偏西風帯以南~70S:インド洋95Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が30S以北まで北上。タスマン海165Eに寒気トラフ。太平洋115Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が35Sまで。南米大陸60W~南極半島にリッジ。大西洋45Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が35S以北まで。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
アフリカSE部で降温。アメリカSW部で昇温。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:北極海160W84N付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸150E74S付近
・高極 32℃:サウジアラビア、イエメン、イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温