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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年8月26日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イラクの高気圧:周辺で昇温
・カナダ、アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下
・エルズミーア島のWの寒冷渦:寒気拡大
・南米大陸S部の寒気トラフ:寒気E進


★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
アイスランド、ポルトガル、バレンツ海に寒冷渦。北欧にリッジ。シベリア65E~カザフスタンW部に寒気トラフ。モンゴルE部に寒冷渦。シベリア120Eにリッジ。オホーツク海~太平洋150Eに寒気トラフ。太平洋160Wに寒気トラフ。エルズミーア島のWに寒冷渦。カナダ、アメリカ100Wに寒気トラフ、寒気南下。カナダ70Wに高気圧。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
南極大陸:40W、125E、175W(ロス海)に寒冷渦。90W~150Eにリッジ、昇温。
中緯度偏西風帯以南~70S:アフリカのSの10Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が30S近くまで北上。インド洋90Eに寒冷渦、850hPa・0℃が30Sまで。オーストラリアSW部に寒気トラフ。ニュージーランドに寒気トラフ、850hPa・0℃が40S以北まで。太平洋130Wに高気圧。同115Wに寒気トラフ。南米大陸S部75Wに寒気トラフ、850hPa・-4℃が40Sまで。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
アフリカS部(10~30S)で昇温。イラクに高気圧、周辺で昇温。アメリカSW部で昇温。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:ボーフォート海125W77N付近
・南半球低極 -44℃:南極大陸85E78S、105E77S、110E72S付近
・高極 32℃:サウジアラビア、イエメン、イラク、イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温