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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年11月1日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下
・アラスカの寒気トラフ:寒気強化、南下
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアのリッジ:昇温
・南極半島のリッジ:暖気南下

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大。
・スヴァールバル諸島のリッジ:昇温
・黒海の寒冷渦:寒気弱まる
・イラン~カザフスタンW部のリッジ:暖気東進
・シベリア70Eの寒気トラフ:寒気南下
・中国NE部の寒冷渦:850hPa・-8℃線が45N近くまで南下
・シベリア135Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下
・太平洋155Wの寒気トラフ:寒気南下
・アラスカの寒気トラフ:寒気強化、850hPa・-20℃以下の寒気が南下
・アメリカ90Wの寒気トラフ:850hPa・0℃線が40N以南まで南下
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特に南極半島付近のリッジを通る流れで蛇行大。
・南極大陸140Wの寒冷渦:降温、850hPa・-20℃以下の領域が拡大
・南極半島付近のリッジ:850hPa・0℃以上の暖気が75S近くまで南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリアのWの寒冷渦:寒気東進
・オーストラリア135Eのリッジ:昇温
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線が40S
・ペルー、ボリビア付近で昇温
・アルゼンチンのリッジ:昇温
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:シベリア140E65N付近
・南半球低極 -32℃:南極大陸105E83S付近
・高極(1日00UTC) 24℃:ナミビア~ザンビア、スーダン、メキシコ
・高極(1日12UTC) 28℃:ナミビア~ザンビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温