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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年5月9日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北極点近くの寒冷渦:寒気強化
・イタリア~北欧S部のリッジ:暖気北上
・シベリア60Eのリッジ:暖気北上
・南極大陸145Eの寒冷渦:降温
・南アフリカのSの寒冷渦:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にシベリア60Eのリッジを周る流れで蛇行大
・北極点近くの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下の領域が拡大
・イギリスのW~ポルトガルの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35N近くまで
・イタリア~北欧S部のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が55Nまで
・ロシアW部~トルコの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
・シベリア60Eのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が65Nまで
・日本N部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は40Nの少しS
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35N
・カナダ105Wの高気圧:暖気東進、850hPa・0℃線は70N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南アフリカのSの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・南極大陸45Eのリッジ:暖気南下
・同145Eの寒冷渦:周辺で降温、850hPa・-48℃以下
・大西洋20Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・南アフフリカのSの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・インド洋75Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
・太平洋135Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:北極点近く
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E79S~150E78S付近
・高極(9日00UTC) 28℃:マリ~スーダンW部、アメリカS部、メキシコ
・高極(9日12UTC) 28℃:マリE部~サウジアラビア・イエメン、アフガニスタンS部、パキスタン、中国80E付近

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温