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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年5月14日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カザフスタン60Eの高気圧:暖気北上
・北極海90Eの寒冷渦:寒気強化
・サハリンのWのリッジ:暖気東進
・カナダ85Wの寒冷渦:寒気南下
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にカザフスタン60Eの高気圧を周る流れで蛇行大
・カザフスタン60Eの高気圧:暖気北上、850hPa・16℃線が55Nまで、暖気北縁は南下、850hPa・0℃線は70N
・北極海90Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-16℃以下の領域拡大
・サハリンのWのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は50N
・ベーリング海175Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は35N
・カナダ85Wの寒冷渦:寒気弱まりつつ南下、850hPa・0℃線が55Nまで
・アメリカ80Wの寒気トラフ:昇温しつつ東進、850hPa・4℃線は35N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドのW~大西洋40Wの流れで蛇行大
・南極大陸10Eのリッジ:W側の広範囲で暖気南下、昇温
・同95Eのリッジ:暖気南下
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上、ブラジルE部で降温
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・ニュージーランドで昇温
・太平洋105Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:カナダ90W66N付近
・南半球低極 -52℃:南極大陸110E72S付近
・高極(14日00UTC) 28℃:マリ~チャド、サウジアラビア、イエメン
・高極(14日12UTC) 32℃:イエメン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温