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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年5月15日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カザフスタン55Eの高気圧:暖気北上
・シベリア105Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ85Wの寒冷渦:寒気南下
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・カザフスタン55Eの高気圧:暖気北上、850hPa・16℃線が60Nまで
・カラ海の寒冷渦:850hPa・-16℃以下の寒気持続
・シベリア105Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が60N近くまで
・同130Eの寒冷渦:暖気東進、850hPa・4℃線は50N
・日本N部のリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は45N
・太平洋160Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が35N以南まで
・カナダ85Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋110Wの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・南極大陸90Eのリッジ:暖気南下
・同160Wの寒冷渦:周囲で降温
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで、南アフリカW部で降温
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・太平洋110Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:カナダ80W68N付近
・南半球低極 -52℃:南極大陸110E72S付近
・高極(15日00UTC) 28℃:マリ~チャド、サウジアラビア、イエメン、アメリカ110W付近、メキシコ
・高極(15日12UTC) 32℃:サウジアラビアS部、イエメン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温