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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年6月6日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・サウジアラビア~イランの高気圧:暖気持続
・モンゴルE部~シベリア130Eのリッジ:暖気東進
・カナダ90Wのリッジ:暖気北上
・グリーンランドNW部の高気圧:昇温
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ドイツ~北欧のリッジ:850hPa・8℃以上の暖気
・サウジアラビア~イランの高気圧:停滞、850hPa・36℃以上の暖気持続
・モンゴルW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線南縁は50N
・モンゴルE部~シベリア130Eのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は60N
・北極海125Eの寒冷渦:寒気東進
・太平洋175Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・12℃線が25Nまで
・ベーリング海峡の寒冷渦:停滞、寒気弱まり850hPa・-8℃以下の領域は消滅
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気東進
・カナダ90Wのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が55Nまで
・グリーンランドNW部の高気圧:昇温、850hPa・0℃以上の領域が拡大
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ロス海の寒冷渦:S側に850hPa・-20℃以上の暖気
・大西洋00Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリアE部で昇温(寒気抜ける)
・太平洋115Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで
・南米大陸35~20S(チリ~ブラジルS部)で降温(寒気北上)

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:カナダN部115W73N付近
・南半球低極 -44℃:南極大陸110E80S~150E72S付近
・高極(6日00UTC) 32℃:アラビア半島~アフガニスタン、アメリカW部
・高極(6日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温