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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年10月29日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北大西洋20Wの寒気トラフ:寒気東進
・シベリア70Eの寒冷渦:寒気南下
・アメリカ90Wの寒冷渦:寒気強化
・南極点近くの高気圧:昇温
・南大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアイスランドのSの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45N
・ウクライナの高気圧:暖気東進、850hPa・4℃線は65N
・シベリア70Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が55Nまで
・同120Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は50N
・太平洋165Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40N以南まで
・アメリカ90Wの寒冷渦:寒気強化、850hPa・4℃線は30N
・カナダ65Wの高気圧:暖気東進
・グリーンランドNE部の寒冷渦:850hPa・-24℃以下の寒気持続
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極点近くの高気圧:昇温、850hPa・-28℃以下の寒気が後退
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・インド洋85Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S、オーストラリアSE部で降温
・太平洋135Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・同80Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:グリーンランドN部
・南半球低極 -32℃:南極大陸110E77S付近
・高極(29日00UTC) 24℃:マリE部~スーダン、メキシコ、アルゼンチン、ボリビア
・高極(29日12UTC) 28℃:アンゴラ、ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

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