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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年12月24日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシアNW部の寒冷渦:寒気南下
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下
・ベーリング海のリッジ:暖気北上
・カナダ105Wの寒気トラフ:寒気南下
・南大西洋35Wの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア100Eのリッジの流れ、太平洋160Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・北極点の高気圧:西経側に850hPa・-8℃以上の暖気
・ロシアNW部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が55N近くまで
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-20℃線が40N以南まで
・ベーリング海のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が65Nまで
・カナダ105Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が50Nまで
・ラブラドル海の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-8℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋35Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30Sまで、ブラジルSE部で降温
・ナミビアとその周辺で昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しS

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア135E57N付近
・南半球低極 -12℃:南極大陸内外の広範囲
・高極(24日00UTC) 24℃:アンゴラ~ボツワナ、オーストラリアW部、メキシコ、アルゼンチン
・高極(24日12UTC) 28℃:アンゴラ~ボツワナ、エチオピア、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
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