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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年1月20日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・グリーンランドのリッジ:暖気北上
・バルト3国の寒冷渦:寒気南下
・ロシアS部~イラクの寒気トラフ:寒気東進
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気東進
・南極大陸35Eの高気圧:暖気南下

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にグリーンランドのリッジの流れで蛇行大
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が75Nまで
・バルト3国の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が50Nまで
・ロシアS部~イラクの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Nの少しS
・インドE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が30N以南まで
・日本のE(145E)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が35Nまで
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が30Nまで
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-20℃線は45Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・南極大陸35Eの高気圧:W側で850hPa・-4℃以上の暖気南下
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・インド洋85Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気弱まりつつ東進、850hPa・4℃線は40Sの少しS
・太平洋100Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・アルゼンチンで昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:カナダ135W66N、75W53N、70W60N付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸100E75S付近
・高極(20日00UTC) 24℃:ナミビアS部、南アフリカ、オーストラリアW部、パラグアイ、アルゼンチンN部
・高極(20日12UTC) 28℃:南アフリカ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温