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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年7月8日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのWの寒冷渦:E側で暖気北上
・カザフスタン55Eの高気圧:暖気北上
・カナダNW部のリッジ:昇温
・南極大陸での暖気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にカナダNW部のリッジの流れで蛇行大
・イギリスのWの寒冷渦:E側で暖気北上、850hPa・12℃線が60Nまで
・イタリアのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が45Nまで
・カザフスタン55Eの高気圧:暖気北上、850hPa・24℃線が50N近くまで
・モンゴルのリッジ:暖気北上、850hPa・28℃線が45N以北まで
・カナダNW部(130W)のリッジ:昇温、850hPa・20℃以上の領域出現
・カナダ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が50N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸70Wのリッジの流れで蛇行大
・南極大陸で暖気南下:850hPa・-16℃線が南極点まで
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS、南アフリカW部、ナミビアS部で降温
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・オーストラリアのSEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・太平洋100Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の寒冷渦中心付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸60E78S、140E78S付近
・高極(8日00UTC) 36℃:アメリカSW部
・高極(8日12UTC) 36℃:サウジアラビアS部、イラン、中国90~95E付近

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温