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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年12月30日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのWの寒冷渦:寒気東進
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上
・アメリカE岸の寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアW部での昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダ120Wのリッジの流れで蛇行大
・イギリスのWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は45Nの少しS
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40Nまで
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が60N以北まで
・アメリカW岸の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30N
・アメリカE岸の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸60Wのリッジの流れで蛇行大
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30Sまで、ウルグアイ、ブラジルS部で降温
・オーストラリアW部で昇温:850hPa・32℃以上の領域出現
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア135、145、155E付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(30日00UTC) 28℃:オーストラリアW部
・高極(30日12UTC) 32℃:オーストラリアW部

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/