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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年1月11日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシア35Eの寒気トラフ:寒気南下
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・アラスカのリッジ:暖気北上
・カナダ110Wの寒冷渦:寒気強化、南下
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にイギリスのNの高気圧を周る流れ、アラスカのリッジの流れで蛇行大
・グリーンランドNE部のリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が80Nまで
・ロシア35Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が55Nまで
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・-16℃線は45Nの少しN
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40Nまで
・太平洋165Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が25N近くまで
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が65Nまで
・アメリカ115Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで
・カナダ110Wの寒冷渦:寒気強化、南下、850hPa・-36℃以下の領域出現、同-28℃線が50N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋160W~大西洋45Wの流れで蛇行大
・インド洋55Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・オーストラリアのS(120E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45S
・太平洋145Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・アルゼンチンのE(45W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:カナダ120W付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(11日00UTC) 28℃:オーストラリアW部、アルゼンチンN部
・高極(11日12UTC) 28℃:ナミビア、ボツワナSW部、オーストラリア

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/