全球大気の流れ、寒気・暖気の状況：2025年5月24日12UTC

★注目される現象（500hPa流れ、850hPa気温）
・ｲｷﾞﾘｽのﾘｯｼﾞ：暖気東進
・ﾛｼｱ40Eの高気圧：暖気北上
・ｼﾍﾞﾘｱ100Eのﾘｯｼﾞ：暖気北上
・ｵｰｽﾄﾗﾘｱのSの寒冷渦：寒気東進
・ｱﾙｾﾞﾝﾁﾝのSEの寒気ﾄﾗﾌ：寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大～大、特にﾛｼｱ40Eの高気圧を周る流れで蛇行大
・ｲｷﾞﾘｽのWのﾘｯｼﾞ：暖気東進、850hPa･8℃線は55N
・ﾛｼｱ40Eの高気圧：暖気北上、850hPa･4℃線が70Nまで
・ｼﾍﾞﾘｱ100Eのﾘｯｼﾞ：暖気北上、850hPa･20℃線が55N以北まで
・太平洋140Wの寒冷渦：寒気南下、850hPa･0℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小～大、特にｲﾝﾄﾞ洋60E～ﾆｭｰｼﾞｰﾗﾝﾄﾞのS(175E)の流れで蛇行大
・大西洋10Wの寒気ﾄﾗﾌ：寒気東進、850hPa･-4℃線は40S
・ｲﾝﾄﾞ洋60Eの寒冷渦：寒気北上、850hPa･0℃線が35S近くまで
・ｵｰｽﾄﾗﾘｱのS(125E)の寒冷渦：寒気東進、850hPa･4℃線は30S
・太平洋150Wの寒気ﾄﾗﾌ：寒気北上、850hPa･0℃線が40S以北まで
・ｱﾙｾﾞﾝﾁﾝのSE(60W)の寒気ﾄﾗﾌ：寒気東進、850hPa･0℃線は40S

★850hPa気温の低極、高極：ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極　-16℃：北極海、ｸﾞﾘｰﾝﾗﾝﾄﾞN部
・南半球低極　-48℃：南極大陸120E、135～145E付近
・高極(24日00UTC)　32℃：ｻｳｼﾞｱﾗﾋﾞｱ、ｲﾗﾝ、ｱﾒﾘｶS部、ﾒｷｼｺ
・高極(24日12UTC)　36℃：ｲﾗﾝ

※　図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※　偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/