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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年7月9日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アラスカの高気圧:暖気
・ノルウェーのNWの高気圧:暖気、衰弱傾向
・アフリカS部の高気圧:昇温
・ニュージーランドのNの寒気トラフ:ニューカレドニアに850hPa・8℃以下の寒気

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
モロッコのWに寒気トラフ。ノルウェーのNWに高気圧、暖気、衰弱傾向。ロシアW部、カラ海に寒冷渦。シベリア80E~カザフスタン70Eに寒気トラフ。中国NE部に高気圧、シベリア140Eにかけてリッジ。太平洋165E、175W、135Wに寒冷渦。アラスカに高気圧、暖気。カナダ105W、90W、60W、グリーンランドS部に寒冷渦。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。特に南極大陸90Wのリッジを周る流れで蛇行大。
南極大陸:20Wに寒冷渦。100Eに高気圧、暖気。145Eに寒冷渦。90Wにリッジ。大陸を貫くリッジは持続。
中緯度偏西風帯以南~70S:大西洋20Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が35Sまで北上。マダガスカルのSに寒気トラフ、850hPa・-4℃が40Sまで。オーストラリアのSの130Eに寒気トラフ。ニュージーランドのNに寒気トラフ、ニューカレドニアに850hPa・8℃。太平洋90Wに寒冷渦、850hPa・0℃が30S近くまで。南米大陸S端に高気圧。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
アフリカS部に高気圧、昇温。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:カラ海70E74N、北極海170W84N、カナダN部85W76N付近
・南半球低極 -36℃:南極点周辺広範囲、南極大陸115E73S付近
・高極 36℃:イラン、アフガニスタン、パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温