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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年10月16日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アメリカ110Wのリッジ:昇温
・シベリア70Eの寒気トラフ:寒気南下
・エルズミーア島のWの寒冷渦:寒気強化
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
イギリスのWに寒冷渦。ロシアW部~北欧S部にリッジ、暖気。ラプテフ海に寒冷渦、シベリア70Eにかけて寒気トラフ。モンゴルE部~シベリア120Eにリッジ。中国115Eに寒気トラフ。サハリンに寒気トラフ。ベーリング海175Eに寒冷渦。ボーフォート海~チュコート海に高気圧、暖気。カナダのW、エルズミーア島のW、五大湖付近、カナダ65Wに寒冷渦。アメリカ110Wにリッジ、昇温。グリーンランドS部にリッジ。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。特に南極大陸80Eのリッジを周る流れで蛇行大。
南極大陸:25W、180E(ロス海)に寒冷渦。80~20Eにリッジ、昇温。南極半島~110Wにリッジ、昇温。
中緯度偏西風帯以南~70S:大西洋20Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が35S以北まで北上。インド洋70Eに寒冷渦。オーストラリアSE部に寒気トラフ、850hPa・0℃が35Sまで。ニュージーランドのEに寒気トラフ。太平洋140W、80Wに寒気トラフ。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
特記事項なし。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:北極海105W83N付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸115E85S、115E79S付近
・高極 28℃:アンゴラ、ナミビア、南アフリカ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温