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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年11月6日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・デンマークの高気圧:暖気東進
・タイミル半島のNの高気圧:北極点付近に暖気
・エルズミーア島の寒冷渦:寒気拡大
・アフリカ大陸S部での昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特にデンマークの高気圧を周る流れで蛇行大。
・アイスランドのWの寒気トラフ:850hPa・-8℃以下の寒気が東進
・ポルトガルのWの寒冷渦:E側(モロッコ~フランス)で昇温
・デンマークの高気圧:850hPa・8℃以上の暖気が東進
・ロシア40Eの寒気トラフ:850hPa・0℃以下の寒気が50Nまで南下
・タイミル半島のNの高気圧:W~N側に850hPa・-8℃以上の暖気、北極点付近に流入
・シベリア85Eのリッジ:暖気東進
・中国110Eの寒気トラフ:寒気東進
・中国SE部で昇温
・アメリカW岸の寒冷渦:寒気東進
・エルズミーア島の寒冷渦:850hPa・-24℃以下の領域が拡大
・アメリカ100Wのリッジ:昇温、850hPa・20℃以上
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大。
・南極大陸90Eの高気圧:昇温
・アフリカ大陸S部(10S以南)で昇温
・インド洋80Eの寒気トラフ:850hPa・0℃線が40Sまで北上
・オーストラリアのSの150Eの寒気トラフ:850hPa・0℃線が40Sまで北上
・オーストラリアN部で降温
・ボリビア付近の高気圧:850hPa・20℃以上の暖気持続
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:850hPa・0℃線は45S以北
・大西洋45Wの寒冷渦:ブラジルS部では寒気抜けて昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:シベリア130E65N付近、バッフィン島NW部~エルズミーア島~北極海、グリーンランドNW部
・南半球低極 -28℃:南極大陸20E85S、45E77S、145E72S付近
・高極(6日00UTC) 24℃:ナミビア~ザンビア、オーストラリアNW部、メキシコ、ボリビア
・高極(6日12UTC) 28℃:ナミビア~タンザニア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温