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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年11月13日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カザフスタン55Eの寒気トラフ:寒気東進
・日本N部の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ105Wの寒冷渦:強い寒気南下
・五大湖の寒気トラフ:寒気東進
・南大西洋00Eの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特に北欧~ロシアNW部のリッジを周る流れで蛇行大。
・イギリスの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線は50N以北
・バルト海の寒冷渦:E側で降温、850hPa・-4℃以下の領域が拡大
・カラ海のリッジ:850hPa・-4℃以上の暖気が南下
・シベリア65E~カザフスタン55Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
・シベリア120Eのリッジ:暖気東進
・日本N部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ105Wの寒冷渦:強い寒気南下、850hPa・-24℃以下
・五大湖の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・バッフィン湾の寒冷渦:グリーンランドN部で降温、850hPa・-20℃以下
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大。
・南極大陸75Eの高気圧:暖気南下、850hPa・0℃以上の暖気
・大西洋00Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで、南アフリカでは昇温
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・オーストラリア130Eのリッジ:オーストラリア中部で昇温
・太平洋80Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少し南

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:カナダN部110W69N、バッフィン島70W70N付近
・南半球低極 -24℃:南極点近く、南極大陸150E72S付近
・高極(13日00UTC) 24℃:ナミビア、南アフリカ、オーストラリアN部、メキシコ
・高極(13日12UTC) 28℃:ナミビア、南アフリカ、オーストラリアN部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温