気温のページ | 気温データから地球大気を見る

全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年12月7日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧のリッジ:暖気北上
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気拡大
・日本海135Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ105Wのリッジ:暖気持続
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特にロシア45Eの高気圧を周る流れ、カナダ105Wのリッジを通る流れで蛇行大。
・北極点近くの高気圧:少し縮小、気温変化小
・イギリスの寒冷渦:850hPa・0~-4℃の寒気
・北欧のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が65Nまで
・ロシア45Eの高気圧:850hPa・4℃以上の暖気
・イランの寒気トラフ:寒気東進、南下
・中国105Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が25N近くまで
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-20℃以下の領域が拡大
・日本海135Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が35Nまで
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
・カナダ105Wのリッジ:暖気持続、850hPa・0℃線は60Nの少しN
・アメリカ80Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が40N以南まで
・エルズミーア島のSWの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-20℃以下の領域が拡大
・ラブラドル海のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大。
・ウェッデル海のNEの寒冷渦:暖気南下、850hPa・-8℃線が80S近くまで
・スーダン~コンゴ付近で昇温
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・ニュージーランドのEのリッジ:ニュージーランドで昇温
・太平洋90Wの寒冷渦:寒気東進
・アルゼンチンのリッジ:昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:シベリア140E64N付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(7日00UTC) 24℃:アンゴラ、ナミビア、オーストラリアW部
・高極(7日12UTC) 28℃:アンゴラ、ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温