気温のページ | 気温データから地球大気を見る

全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年12月31日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北大西洋30Wのリッジ:暖気北上
・イギリスの寒冷渦:寒気南下
・インドシナ半島での寒気南下
・シベリア135Eの寒冷渦:強い寒気南下
・南大西洋50Wの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特にグリーンランドのリッジ~ロシア50E付近の流れで蛇行大。
・大西洋30W~グリーンランド中部のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が65Nまで
・イギリスの寒冷渦:次の寒気が南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
・マリ~アルジェリアS部で昇温
・バレンツ海の高気圧:暖気北上、850hPa・-4℃線が80Nまで
・ロシア50Eのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が60N近くまで
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気強化、南下、850hPa・-20℃線が50N以南まで
・インドシナ半島で寒気南下、850hPa・4℃線が20N、同16℃線が10N以南まで
・シベリア135Eの寒冷渦:次の強い寒気が南下、850hPa・-28℃線が45Nまで
・東シベリア海の寒冷渦:寒気強化
・太平洋170Eの寒冷渦:寒気南下、地上低気圧が925hPaまで発達
・同150Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
・メキシコN部の寒冷渦:850hPa・-4℃以下の寒気が30N付近
・カナダ70Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は45Nの少しS
・ラブラドル海の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-8℃線は50N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大。
・ロス海180Eの寒冷渦:南極大陸の寒気持続
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・アフリカ大陸10S線付近で降温
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気東進、アルゼンチンN部~ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア135Eの寒冷渦周辺、同150E61N付近
・南半球低極 -20℃:南極点~130E84S、南極大陸15E83S付近
・高極(31日00UTC) 24℃:中央アフリカとその周辺、ボツワナ、オーストラリアW部、アルゼンチンN部とその周辺
・高極(31日12UTC) 28℃:南アフリカ、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温