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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年12月12日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルカン半島の寒冷渦:寒気南下
・サハリンのWの寒冷渦:寒気南下
・北太平洋140Wの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ75Wの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア160Eのリッジの流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Nの少しS
・フランス~北海のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は60Nの少しS
・バルカン半島の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が30N(チュニジア)まで
・カザフスタン65Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
・シベリア80Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が50Nまで
・サハリンのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が35Nまで
・ベーリング海のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が55Nまで
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで
・アメリカ75Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・オーストラリアW部で降温:850hPa・28℃以上の領域が消滅
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45S
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S、チリ・アルゼンチン30S以南で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア115E65N付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(12日00UTC) 24℃:アフリカ大陸の広範囲、オーストラリアW部、メキシコ、アルゼンチンNW部
・高極(12日12UTC) 28℃:ナミビア、ザンビア、ジンバブエ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

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