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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年6月12日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペイン~イタリアのリッジ:暖気北上
・シベリア100Eのリッジ:暖気東進
・アメリカ100W付近での昇温
・南大西洋00Wの寒気トラフ:寒気東進
・ニュージーランドの寒冷渦:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イギリスの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は50N
・スペイン~イタリアのリッジ:暖気北上、850hPa・24℃線が40Nまで
・トルコの寒冷渦:寒気東進、850hPa・16℃線は30Nの少しS、エジプトで降温
・ロシアNW部のリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は60Nの少しN
・シベリア100Eのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は55Nの少しS
・ベーリング海峡の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が60Nまで
・アメリカ100W付近で昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・ラブラドル海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が60N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのSのリッジの流れ、太平洋95Wの寒気トラフの流れで蛇行大
・大西洋00Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・オーストラリアSW部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・ニュージーランドS部の寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・太平洋95Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・アルゼンチンのリッジ:アルゼンチン、ウルグアイで昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:グリーンランドN部
・南半球低極 -36℃:南極点付近
・高極(12日00UTC) 36℃:アメリカ105W付近、メキシコN部
・高極(12日12UTC) 36℃:サウジアラビアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
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