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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月16日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランスのWのリッジ:暖気北上
・カナダ100Wのリッジ:暖気北上
・南大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・フランスのWのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が50Nまで
・イギリスのNのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は60Nの少しN
・カラ海の高気圧:850hPa・12℃以上の暖気持続
・カナダ100Wのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にオーストラリアのSW(110E)のリッジの流れ、ウェッデル海のリッジの流れで蛇行大
・南極大陸110Eのリッジ:暖気東進、850hPa・-44℃以下の領域消滅
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで、ニューカレドニアで同8℃以下の寒気持続
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しN、アルゼンチン40S以北、ウルグアイ、パラグアイで降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の寒冷渦周辺
・南半球低極 -40℃:南極大陸の広範囲
・高極(16日00UTC) 32℃:サウジアラビアS部、イランW部、アメリカW部、メキシコN部
・高極(16日12UTC) 32℃:アラビア半島~アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
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