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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月21日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルト海~ロシアNW部のリッジ:暖気東進
・トルクメニスタン~カザフスタンSE部での昇温
・カナダ70Wのリッジ:暖気東進
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イベリア半島で昇温:850hPa・24℃以上の領域拡大
・バルト海~ロシアNW部のリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は70Nの少しS
・トルクメニスタン~カザフスタンSE部で昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・モンゴル~中国105Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・16℃線が35N以南まで
・ベーリング海峡の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が60Nまで
・カナダ70Wのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は50N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極半島のNEの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S、オーストラリアSW部で降温
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・アルゼンチンのE(大西洋55W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・アルゼンチン30S以北で昇温:850hPa・20℃以上

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:ベーリング海峡の寒冷渦周辺
・南半球低極 -40℃:南極大陸115E80S~150E70S付近
・高極(21日00UTC) 32℃:サウジアラビア~アフガニスタンS部、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(21日12UTC) 36℃:サウジアラビア~アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

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