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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月25日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ポーランドのリッジ:暖気北上
・中国110E付近での昇温
・アラスカのリッジ:暖気北上
・五大湖の寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にシベリア125Eの高気圧を周る流れで蛇行大
・イギリスの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が45N以南まで
・ポーランドのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が50Nまで
・中国110E付近で昇温:850hPa・24℃以上の領域拡大
・シベリア125Eの高気圧:ブロッキング、850hPa・20℃以上の暖気持続
・ベーリング海峡の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50N以南まで
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が70N近くまで
・五大湖(80W)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋170W~90Wの流れで蛇行大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで
・マダガスカルのSの寒冷渦:寒気北上、850hPa・8℃線が25Sまで、南アフリカE部、モザンビークS部で降温
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が35Sまで
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・ニュージーランドN部で暖気南下:850hPa・8℃線が40Sまで
・太平洋145Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-8℃線が45S近くまで
・チリのW(80W)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が25S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 0℃:北極海とその周辺の広範囲
・南半球低極 -44℃:南極大陸120E85S付近
・高極(25日00UTC) 32℃:サウジアラビア、イラン、中国80E付近、アメリカ115W付近
・高極(25日12UTC) 36℃:サウジアラビア、イラン、中国80E、105E付近

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
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