気温のページ | 気温データから地球大気を見る

全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年8月19日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリアの寒冷渦:寒気東進
・上海付近の高気圧:昇温
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にロシアの高気圧を周る流れで蛇行大
・アイスランドの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は55Nの少しS
・イタリアの寒冷渦:寒気東進、850hPa・20℃線は35N
・カザフスタン80Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が45Nまで
・上海付近の高気圧:昇温、850hPa・24℃以上の領域拡大
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・16℃線が40Nまで
・カナダ85Wのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は70N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・16℃線が20S以北まで、南アフリカE部、ボツワナで降温
・オーストラリアE岸の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・ニュージーランドのEのリッジ:暖気南下、850hPa・8℃線が50S以南まで
・太平洋135Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が25S以北まで、パラグアイ、ボリビア、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:エルズミーア島のSW、グリーンランド中央部、グリーンランドのE
・南半球低極 -44℃:南極大陸140E83S付近
・高極(19日00UTC) 32℃:サウジアラビア、イラクSE部、イランSW部、アメリカW部
・高極(19日12UTC) 32℃:アラビア半島~イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温