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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年11月16日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ポーランドの寒気トラフ:寒気南下
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気東進
・アラスカのリッジ:暖気北上
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンN部のリッジ:昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に北欧の高気圧、アメリカのWの高気圧を周る流れで蛇行大
・北欧の高気圧:暖気東進、850hPa・0℃線は80Nの少しS
・ポーランドの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が50N近くまで
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
・日本N部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70Nまで
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が40Nまで
・エルズミーア島の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下の領域拡大
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・アフリカ大陸SE部(南アフリカE部~ザンビア)で昇温
・インド洋95Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45S以北まで
・オーストラリアE岸の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・太平洋100Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
・アルゼンチンN部のリッジ:昇温、850hPa・20℃以上の領域出現
・ブラジルのSの寒気トラフ:ブラジルE部で寒気北上、降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:シベリア140E62N付近
・南半球低極 -24℃:南極大陸の広範囲
・高極(16日00UTC) 24℃:アンゴラ、ナミビア、メキシコ、アルゼンチンW部
・高極(16日12UTC) 28℃:アンゴラ、ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
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