気温のページ | 気温データから地球大気を見る

全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年11月20日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルト海の寒冷渦:停滞
・シベリア85Eの寒冷渦:寒気南下
・シベリア125Eの寒冷渦:寒気東進
・カナダ~アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に北欧N部の高気圧を周る流れ、カナダ125Wのリッジの流れで蛇行大
・チュニジアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が30N以南まで
・北欧N部の高気圧:850hPa・0℃以上の暖気
・バルト海の寒冷渦:停滞、850hPa・-4℃線は50N
・シベリア85Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が50Nまで
・同125Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・カナダ~アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は35N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にニュージーランドのSのリッジの流れで蛇行大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・16℃線が20S近くまで、南アフリカE部、モザンビークS部で降温
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45S近くまで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:カナダ90Wの寒冷渦中心付近
・南半球低極 -24℃:南極大陸の広範囲
・高極(20日00UTC) 28℃:ナミビア、ボツワナ、アルゼンチンN部
・高極(20日12UTC) 28℃:ナミビア~ザンビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温