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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年10月29日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北大西洋20Wの寒気トラフ:寒気南下
・モンゴルE部の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上
・チリS部の寒冷渦:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダW部のリッジの流れで蛇行大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が35Nまで
・シベリア110Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-20℃以下の領域出現
・モンゴルE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・カナダW部のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は65Nの少しN
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が35Nまで
・ラブラドル海の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は45N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線は35S以北まで
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S近くまで
・オーストラリアのS(130E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・オーストラリアSE部で暖気南下:850hPa・12℃線が40S以南まで
・ニュージーランドのNの寒冷渦:寒気北上、850hPa・8℃線が20S近く(ニューカレドニア)まで
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・チリS部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:シベリア100E、北極海150E付近
・南半球低極 -36℃:南極大陸120E74S付近
・高極(29日00UTC) 28℃:ボツワナN部
・高極(29日12UTC) 32℃:ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

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