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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年11月9日12UTC

全球500高度850気温

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ウクライナの寒気トラフ:寒気東進
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア90Eのリッジの流れで蛇行大
・イギリスのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・ウクライナの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45N
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45N以南まで
・シベリア90Eのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70N以北まで
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が40Nまで
・カナダ130Wのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が65N以北まで
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35N
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・オーストラリアのS(115E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN、オーストラリアSW部で降温
・オーストラリアW部で昇温:850hPa・28℃以上の領域出現
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで
・ブラジルのS(45W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線が40S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:55N以北に散在
・南半球低極 -32℃:南極大陸20E84S付近
・高極(9日00UTC) 28℃:メキシコ、パラグアイ
・高極(9日12UTC) 32℃:ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
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