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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年12月9日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・リビアの寒冷渦:寒気南下
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気南下
・アメリカ105Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアS部の寒冷渦:寒気北上
・ニュージーランドN部のリッジ:暖気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にバレンツ海、カラ海(60E)~太平洋170Wの流れで蛇行大
・スペイン、フランスのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は45Nの少しN
・リビアの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が25Nまで
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が45N近くまで
・アメリカ105Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35N以南まで
・同NE部のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は50N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に南極大陸40Eのリッジの流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・南アフリカW岸の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30S以北まで
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・オーストラリアS部の寒冷渦:寒気北上、850hPa・12℃線が25Sまで
・ニュージーランドN部のリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は45Sの少しS
・太平洋105Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア135E付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(9日00UTC) 24℃:アフリカ大陸S部、オーストラリア、メキシコ、アルゼンチン、ブラジル
・高極(9日12UTC) 32℃:ナミビア

※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。

北半球の全経度に渡って偏西風の蛇行大:2021/04/24/12UTC


※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。