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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年12月15日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのリッジ:暖気北上
・ウズベキスタン~イランの寒気トラフ:寒気南下
・中国110Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上
・南太平洋90Wの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にイギリスのリッジの流れ、太平洋140Wの寒気トラフの流れで蛇行大
・イギリスのリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が60Nまで
・イタリア~リビアW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N以南まで
・ウクライナの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が50N以南まで
・ウズベキスタン~イランの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで
・中国110Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が30N近くまで
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が30Nまで
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が60N以北まで
・同80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋115Wのリッジの流れで蛇行大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、南アフリカ、ナミビア、ボツワナで降温
・オーストラリアW部で昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・オーストラリアのS(140E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しS
・太平洋155Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が35S以北まで
・同90Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア130~140E
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(15日00UTC) 28℃:アルゼンチンW部
・高極(15日12UTC) 28℃:ナミビア、ボツワナSW部、オーストラリアW部

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/