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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年12月21日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパの寒気トラフ:寒気南下
・エジプト、リビアの寒気トラフ:寒気東進
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ70Wの寒気トラフ:寒気南下
・アフリカ大陸S部での昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に大西洋25Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・ヨーロッパ(25E)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40N近くまで
・エジプト、リビアの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20Nの少しN
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が30Nまで
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・カナダ70Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで
・アフリカ大陸S部で昇温:ナミビア、南アフリカに、850hPa・32℃以上の領域出現
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・太平洋140Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が45Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア135E付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸130E76S付近
・高極(21日00UTC) 24℃:ナミビア~南アフリカ、南スーダンとその周辺、オーストラリアNW部
・高極(21日12UTC) 32℃:ナミビア、南アフリカ

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/