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全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年12月25日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カザフスタン55Eの寒気トラフ:寒気東進
・日本の寒気トラフ:寒気東進
・アメリカ100Wの寒冷渦:寒気南下
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリアW部での昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア80E~バレンツ海のリッジの流れで蛇行大
・カザフスタン55E~トルクメニスタンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Nの少しS
・バレンツ海のリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が75Nまで
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Nの少しS
・ボーフォート海のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が75N近くまで
・アメリカ100Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が35N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・南アフリカE部、ボツワナで降温:850hPa・20℃以下の領域拡大
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで
・オーストラリアW部で昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・太平洋145Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:グリーンランドNE部
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(25日00UTC) 28℃:パラグアイW部とその周辺
・高極(25日12UTC) 28℃:ナミビア、オーストラリア

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/