気温のページ | 気温データから地球大気を見る

全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年1月9日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのNの高気圧:暖気東進
・ロシアS部の寒気トラフ:寒気南下
・サハリンのWの寒冷渦:寒気南下
・アメリカ90Wの寒冷渦:寒気南下
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にイギリスのNの高気圧を周る流れで蛇行大
・イギリスのNの高気圧:暖気東進、北欧で昇温
・ロシアS部(45E)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が50N以南まで
・中国120Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が35N以南まで
・サハリンのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が45Nまで
・ボーフォート海の高気圧:暖気北上、850hPa・-8℃線が80Nまで
・カナダ110Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が60N以南まで
・アメリカ90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が30N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S近くまで
・オーストラリアW部で昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・オーストラリアのS(130E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア130~165E付近、グリーンランドNE部
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(9日00UTC) 24℃:ナミビア、ボツワナ、オーストラリアW部、メキシコ、アルゼンチンN部とその周辺
・高極(9日12UTC) 28℃:ナミビア、オーストラリアW部

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/