南極大陸の大規模な高気圧持続
【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。特に大西洋の寒冷渦、トラフで蛇行大。
大西洋30Wに寒冷渦、トラフ。モロッコ~スペインに高気圧。バルト3国に寒冷渦、トルコにかけて寒気トラフ。北極点近くに寒冷渦。シベリア60Eにリッジ。シベリア110Eに寒冷渦、70Eにかけて寒気トラフ。サハリンのWに寒冷渦、日本海に寒気トラフ。太平洋175Eに寒冷渦、寒気トラフ。チュコート海に高気圧。アメリカ中部95Wに寒気トラフ。カナダE部75Wに寒冷渦。大西洋50~40Wにリッジ。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
南極大陸:80Eに大規模な高気圧、昇温、850hPa・-4℃以上の暖気。
中緯度(30~70S):アフリカのSの10Eに寒冷渦。インド洋50Eに寒気トラフ、40S付近に850hPa・4℃以下の寒気。オーストラリアのSの115Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が40Sまで。タスマン海に寒冷渦。太平洋100Wに寒気トラフ、850hPa・4℃が40S以北まで。南米大陸30S帯(30~40S)にリッジ、昇温。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
大西洋30Wに寒気トラフ。アルジェリアS部に低気圧、サハラ砂漠W部(モ-リタニア、マリ、ニジェール)で寒気南下。マダガスカルS部に寒気トラフ。中国SE部で寒気南下。オーストラリアNW部で昇温。タスマン海160Eに寒気トラフ。ブラジルS部で降温。
【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -36℃:北極点近く、シベリア105E60N付近
・南半球低極 -12℃:南極大陸の広範囲
・高極 32℃:南アフリカ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載