左はECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)による2021年5月27日00UTCの南半球(30S以南)の500hPa高度解析図(中心が南極点、着色は850hPa気温)、右は同時刻の全球の横長の図です。
中高緯度の偏西風は、ニュージーランドのSの180W~南アフリカのSの30Eにかけて、経度180度以上に渡って蛇行が大きくなりました。南半球ではこれほど大きく広範囲な蛇行は珍しいです。
また、偏西風の流れのパターンは、割にきれいな5波形になりました。以前、5月3日の5波形を紹介しましたが、その時は蛇行の小さい状態でした。今回は蛇行の大きな5波形となりました。
※ 偏西風の蛇行の大きさを当サイト独自に定義しています。詳しくは https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/ をご覧ください。
(2021/05/29掲載)