図は2021年2月27日12UTCのECMWFによる500hPa高度、850hPa気温解析図です。等値線は500hPa高度、着色は850hPa気温です。
ここ数年、毎日この図を見ていますが、これほど点対称に近くなったのは初めてだと思いました。
シベリアの寒冷渦と北米大陸の寒冷渦が北極点を挟んでほぼ180度反対側にあり、気温も同じくらいなのが目立ちます。
寒冷渦以外の流れも、太平洋170Wの寒気トラフ(図の中央上)を除けば、ヨーロッパの寒気トラフとアメリカの寒気トラフ、日本の東の寒気トラフと大西洋の寒気トラフの、流れの形や気温がそれぞれ点対称に近くなっています。
(2021/03/01掲載)