全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年11月22日12UTC

セントローレンス湾に寒冷渦、アメリカNE部に850hPa・-20℃以下の寒気

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。
イギリスのWに寒冷渦、モロッコのWにかけて寒気トラフ。北欧S部に高気圧、縮小、スヴァールバル諸島にかけてリッジ。ウラル山脈に寒冷渦、カザフスタンに寒気南下。サハリンのNWに寒冷渦停滞、850hPa・-28℃以下の寒気持続、日本海に寒気トラフ。北極海160Eに高気圧。太平洋170Eに寒冷渦。同150Wに寒冷渦。バッフィン島に寒冷渦。北米大陸100Wにリッジ。セントローレンス湾に寒冷渦、アメリカNE部に850hPa・-20℃以下の寒気。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
南極大陸:50Eに大規模な高気圧、暖気。100Eに寒冷渦、寒気。
中緯度(30~70S):アフリカのSの40Eに寒気トラフ、南アフリカはトラフ抜けて暖気南下。タスマン海155Eに寒冷渦、オーストラリアSE部に寒気。太平洋110Wに寒冷渦、850hPa・0℃が広範囲で40Sまで北上。大西洋60Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が南米大陸40S以南まで、同30S帯(30~40S)で寒気北上。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠:NW部(モーリタニア、アルジェリア)はトラフ前面で昇温。アフリカ10~30Sでは降温持続。オーストラリアW部で暖気南下、同E部で寒気北上。

【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -28℃:シベリア135E55N付近
・南半球低極 -24℃:南極大陸100E75S付近
・高極 28℃:ザンビア、ナミビア、ボツワナ、ジンバブエ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です