全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年9月11日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ノルウェーのWの寒冷渦:寒気南下
・シベリア80Eのリッジ:暖気東進
・オホーツク海の寒冷渦:寒気南下
・ラブラドル海の寒冷渦:寒気東進
・オーストラリア145Eの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア65Eの高気圧を周る流れで蛇行大
・ノルウェーのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が50N近くまで
・シベリア80Eのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は75Nの少しS
・同85Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が55N以南まで
・オホーツク海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が45N近くまで
・ラブラドル海の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は45N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・オーストラリア145Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・ニュージーランドのE(170W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:北極海
・南半球低極 -44℃:南極点近く、南極大陸105~120E付近
・高極(11日00UTC) 32℃:サウジアラビア、イラン
・高極(11日12UTC) 32℃:アラビア半島~イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧9月11日12UTC
北半球500hPa高度9月11日12UTC
南半球海面気圧9月11日12UTC
南半球500hPa高度9月11日12UTC
全球500hPa高度9月11日12UTC

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