全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年11月11日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのリッジ:暖気北上
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気南下
・千島列島の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にイギリスのSWの高気圧を周る流れ、スヴァールバル諸島のリッジの流れで蛇行大
・アイスランドのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が65Nまで
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が85N近くまで
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が50Nまで
・千島列島の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45Nまで
・アメリカのW(130W)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35N近くまで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-20℃線が60Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極半島付近のリッジの流れで蛇行大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・オーストラリアのSW(110E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45S以北まで
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:シベリアE部
・南半球低極 -24℃:南極大陸の広範囲
・高極(11日00UTC) 28℃:メキシコ
・高極(11日12UTC) 28℃:ジンバブエ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/