全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年11月29日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパE部の寒冷渦:寒気南下
・サハリンの寒冷渦:寒気東進
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気南下
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリアW部での昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にサハリンの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40N以南まで
・ヨーロッパのリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が60N以北まで
・ヨーロッパE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・バレンツ海の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-12℃線は65N
・ウズベキスタンW部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は35Nの少しN
・サハリンの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-8℃線は40Nの少しS
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が25Sまで
・インド洋95Eの寒冷渦:寒気北上、850hPa・-4℃線が30S近くまで
・オーストラリアW部で昇温:850hPa・24℃以上の領域出現
・ニュージーランドのE(170W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S近くまで
・アルゼンチンのSE(55W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:北極海、グリーンランド
・南半球低極 -20℃:南極大陸の広範囲
・高極(29日00UTC) 28℃:メキシコ
・高極(29日12UTC) 28℃:ナミビア、ボツワナ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧11月29日12UTC
北半球500hPa高度11月29日12UTC
南半球海面気圧11月29日12UTC
南半球500hPa高度11月29日12UTC
全球500hPa高度11月29日12UTC